昨年は、交通事故による死亡者数で、愛知県が全国ワースト1から脱却したことをお伝えしたばかりですが、1日夜に愛知県内で死亡事故が発生してしまいました。誠に残念なことです。乗用車と横断歩道を渡っていた歩行者とが接触した事故です。もちろん歩行者には何の過失もありません。事故を起こした乗用車にはいわゆる「自動ブレーキ」的な装置が付いていました。それなのに何故… こんな疑問を持たれる方も少なくないでしょうね。答えは簡単です。「機械は完全ではない」ということなんですね。どの自動車メーカーでも「100%安全です」とは言い切ってはいません。あくまでも、現段階では補助的な装置なのです。結局、最後の砦は「人」なのです。私共は、日頃から「危険予測」の重要性を皆さまにお伝えしております。車の運転は単純に走れるようになったら良いというものではありません。先日の事故を起こしたドライバーの方も、ほんの一瞬の出来事で、その後の人生が大きく変わってしまうのです。今後、車を運転される皆さまが、交通事故の当事者にならないように、我々交通安全に携わる者としましては、本当に身が引き締まる思いを致しました。